2026.03.24
太鼓がつなぐ一年の成長

保育園での和太鼓交流が一年の締めくくりを迎え、最後に発表会が行われた。会場には多くの保護者が訪れ、子どもたちの成長した姿を見守った。
3歳児、4歳児、5歳児のそれぞれのクラスが、この一年間で積み重ねてきた演目を堂々と発表する。まだ小さな体で太鼓に向かう姿には、一生懸命さと誇らしさがあふれていた。
幼児期に日本の伝統文化に触れることは、とても大きな意味を持つ。太鼓の稽古を通して、礼節や所作を学び、仲間と息を合わせることの大切さを知る。そして力強い太鼓の音は、子どもたちの自信となり、仲間との絆を深めていく。
発表会が終わると、子どもたちから一年間の指導へのお礼として手紙をもらい、記念写真を撮る時間があった。その笑顔を見ると、この一年の努力が報われたような気持ちになる。
しかし、指導する立場でありながら、私たちが子どもたちから学ぶことも少なくない。素直に挑戦する姿、仲間を応援する姿、そして太鼓を楽しむ純粋な心。そこには、大人が忘れがちな大切なものがある。
また、保育園によって子どもたちの雰囲気は大きく異なる。礼儀正しさ、元気さ、仲の良さ。その姿には、園長先生の考え方や教育への姿勢が自然と表れているように感じる。
子ども、園長、そして太鼓の指導者。三者が関わり合うことで、子どもたちの一年は大きく成長していく。太鼓の音は単なる音楽ではなく、人と人をつなぎ、心を育てる力を持っている。
そのことを、今年も子どもたちが教えてくれた。
