2026.05.27
豪華客船と和太鼓の演奏
これまで、横浜港に入港する数多くの客船の歓迎演奏や出航時の見送り演奏、さらには船内コンサートなど、さまざまな形で客船に関わる演奏活動を行ってきました。
客船の魅力は、まず船に乗り込む瞬間から始まります。
パスポートを持参して乗船する感覚は、まるで海外へ旅立つようで、毎回特別な高揚感があります。
船内へ一歩入ると、その世界観に圧倒されます。
豪華なホテルのような空間、美しく洗練された内装、開放感のある吹き抜け、ダイナミックな構造。
「本当に海の上なのか」と思うほどのエレガントなつくりは、多くの人を魅了します。
中でも特に印象深い客船が、Diamond Princess です。
船内のコンサートホールで演奏をさせていただき、お食事までご用意いただくなど、数えきれないほどの思い出があります。
お客様の雰囲気も温かく、船全体に流れる空気感がとても素晴らしく、演奏を重ねるたびに特別な時間を感じていました。
そんな中、コロナ禍で最初に大きく報道されたのがダイヤモンドプリンセスでした。
つい先日まで船内で演奏していた船が、このような災難に見舞われたことに大きな衝撃を受け、胸が痛む日々が続きました。
その頃、少しでも力になれればという思いから、和太鼓による応援動画とメッセージを撮影し、ダイヤモンドプリンセスへ送りました。
音で人を励ますこと、文化の力で心をつなぐことの意味を改めて感じた出来事でもありました。
先日は、Viking Yi Dun の出航見送り演奏を行いました。
巨大な客船がゆっくりと港を離れていく光景は、何度経験しても心を動かされます。
客船演奏には、いつも“夢”があります。
世界へ向かう船、人々の新しい旅立ち、その瞬間に和太鼓の音で寄り添えることは、本当に貴重な経験です。
これからも、横浜港でたくさんの客船と出会い、音を通して旅の思い出を彩っていけることを楽しみにしています。
